2004年09月13日(月) 22時14分
九州で初のBSE 国内12頭目、熊本の5歳雌(共同通信)
牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査で、疑陽性となった熊本県の乳用牛が13日、厚生労働省の専門家会議で確定診断された。5歳2カ月の雌のホルスタインで、国内12頭目、九州では初めての感染牛となる。
肉や内臓などは焼却処分され、流通しない。
2001年秋に、国内初の感染牛確認を受けて肉骨粉の製造・販売などが禁止される前に生まれた牛で、厚生労働省と農水省は感染ルートの解明に全力を挙げる。
厚労省によると、この牛は1999年7月3日生まれ。熊本県泗水町の酪農家のもとで生まれ育ち、今月10日、県食肉衛生検査所で行った1次検査で疑陽性となり、国立感染症研究所で検体が確認検査された。
脳に蓄積した異常プリオン(タンパク質)を調べるウエスタンブロット法という検査で陽性となり、脳の病理組織検査でもBSEに特徴的な空胞が少し見つかった。
(共同通信) - 9月13日22時14分更新
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