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厚生労働省は13日、熊本県泗水(しすい)町の酪農家が飼育し、10日に同県内の食肉処理場で解体された乳牛が牛海綿状脳症(BSE)だったと発表した。国内でBSEの牛が見つかったのは3月以来で、12頭目。九州では初めてという。今回の感染牛は、99年7月生まれの62カ月齢。20カ月齢以下について検査対象から除外する方向で検討されている全頭検査の見直し作業に大きな影響はないとみられる。
厚労省によると、この牛は、ホルスタインの雌。肉は流通には回らず、焼却処分される。食肉処理場に搬入される際には、起立困難などBSE特有の症状はなかったという。
1次検査(エライザ法)で10日、陽性の疑いが出たため、精密な2次検査(ウエスタンブロット法)をした結果、同省のBSE検査専門家会議が13日に陽性を確認した。(09/13 22:11)