2004年09月11日(土) 00時00分
無許可で温泉表示「ニュー芙蓉」への事情聴取について、会見をする県森林環境部の中川洋次長(中央)ら=県庁で(朝日新聞・)
県、照合怠り見落とす 甲府市塩部3丁目の国家公務員共済組合連合会が運営するホテル「ニュー芙蓉(ふ・よう)」が温泉利用許可を県から得ていないのに、パンフレットなどに「温泉」と表示していたことが10日、分かった。県が旅館組合に要請した自主点検では、同ホテルについて「問題はない」という回答だった。
県は同日、同ホテルを訪れ、自主点検への対応や温泉法の認識、表示の方法などについて、約1時間半にわたり事情を聴いた。パンフレットはすでに「温泉」の表示が黒塗りされ、ホームページは9日に訂正の依頼を出したという。
同ホテルは「組合の自主点検には、温泉だが入湯税は払っていないと答えた」と話している。県は、今後、自主点検を要請した甲府ホテル旅館協同組合からも事情を聴くことにしている。
温泉利用許可を出すのは県だが、今回は組合の自主点検の結果と利用許可を照合させなかったため、結果として見落とすこととなった。県は「組合に再度確認したうえで、その後照合したい」と話している。
(9/11)
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news01.asp?kiji=7726
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