2004年09月11日(土) 16時10分
「三洋信販」偽り架空請求 顧客名簿流出で悪用か−−山形 /山形(毎日新聞)
山形市下条町2、自営業の男性(49)が9日、「信販会社を名乗る男にだまされ、68万円を振り込んだ」と山形署に届け出た。同署は詐欺事件として捜査している。
調べでは、6日に「三洋信販」社員を名乗る男から男性の携帯電話に「当社からの融資に対する返済が滞っています。このままだとブラックリストに載せます。今すぐ返済分30万円くらいを払って下さい」と連絡があった。実際に同社から融資を受けていた男性は、額や住所を言われたため信じ、指定された都市銀行の大阪府内の支店に30万円を振り込んだ。さらに7日、弁護士をかたる男から「まだ28万円足りません」などと相次いで電話があり、計38万円を振り込んでしまった。9日、同社に確認したところ詐欺に遭ったと分かった。
三洋信販によると、今年1月に顧客名簿の流出が分かり、注意を呼びかけていたという。同署は流出した同社の顧客名簿を悪用した可能性もあるとみて、調べている。【新谷崇】
9月11日朝刊
(毎日新聞) - 9月11日16時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040911-00000051-mailo-l06