2004年09月10日(金) 17時04分
内閣府失格、警察庁最下位 NPOの会計監査ランク(共同通信)
民間非営利団体(NPO)「情報公開市民センター」(東京)は10日、情報公開請求で入手した資料を基に、中央省庁の会計監査体制ランキングを発表した。
内閣官房と内閣府は「失格」で、最下位は警察庁と外務省。1位は巨額の随意契約が問題となっている社会保険庁を抱える厚生労働省で、同センターは「皮肉な結果になった」としている。
調査対象は15省庁で、4月に監査計画書や報告書などの開示を請求。内閣官房と内閣府はすべての文書を「不存在」とし、監査を実施していないことが判明したため「失格」とした。
北海道警などの不正経理問題に揺れる警察庁は「県警本部への実地監査報告書は紙1枚で、A、B、Cなどの記号で評価されているだけ」とし、外務省も「監査の方針など3文書が開示されたが、重要な部分は非開示で評価できない」として最下位となった。
(共同通信) - 9月10日17時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040910-00000185-kyodo-soci