2004年09月09日(木) 00時00分
介護保険料を超過徴収/豊岡(朝日新聞・)
豊岡市や香住町など1市8町の介護保険料の計算を請け負う北丹広域行政協議会が、電算処理を誤ったため香住町民から介護保険料を多く徴収しれていたことがわかった。同町はすでに町民に謝罪、超過徴収した計41件、41万2200円について全額を返還している。身に覚えのない介護保険料が口座から引き落とされていることに気づいた町民の指摘で発覚した。
同協議会によると、介護保険料は各市町民の住民税の情報をもとに、同協議会が委託した民間の電算処理業者が専用のプログラムで算出。その結果を記録した磁気テープなどの記録を金融機関が受け取り、口座振替している。
今回、6月に業者が03年度の香住町民の介護保険料を計算した際、03年度用のプログラムではなく、誤って00年度に使われていたプログラムを使用したため間違った算出結果が出た。香住町の職員が間違いに気づき、この時点で業者が改めて計算をやり直した。
ところが業者が金融機関に渡した記録には、計算をやり直す際に発生した削除すべき不用な情報が残ったままになっていたため、本来引き落とされないはずの金額が8月2日に引き落とされたという。
香住町は、計算し直した情報について同協議会に問い合わせたが、同協議会では記録内容についてチェックする態勢がなく、誤りに気付かなかったという。
同協議会事務局長の竹本政充・豊岡市総務課長は「私どものミスで町民や香住町に迷惑をかけ、申し訳ない。今後はチェックの強化について考えたい」と話している。
(9/9)
http://mytown.asahi.com/hyogo/news02.asp?kiji=9469
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