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固定電話の基本料金をめぐっては、日本テレコムを買収したソフトバンクが先月末、NTT東西地域会社の1750円を200円下回る1550円でのサービス開始を表明したばかり。
そこでKDDIの新サービスは、月額基本料金が1500円程度と、ソフトバンクを50円下回る料金を打ち出した。
市内通話料は、3分間で8.5円と3社横並びだが、画期的なのは市外通話料。NTTやソフトバンクが通話距離に応じ、3分20−80円に設定しているのに対し、KDDIは3分20円の一律料金を導入する。
顧客から電話局への回線は、ソフトバンクと同様にNTTから借りるが、電話局間の通信には、独自のIP(インターネット・プロトコル)網を活用する。
「市外通話料金を一律化すれば、収益にダメージを受ける恐れがある。それでも、KDDIが格安サービスを打ち出した背景には、強い危機感があるのだろう」(通信アナリスト)
携帯電話では、auが絶好調で、NTTドコモへの追撃が続くKDDIだが、固定電話サービスは、そのケータイや、ソフトバンクが導入しているIP電話に押されて厳しい収益状況が続く。
「法人向け営業部門の分離など固定電話事業の見直しを進めるKDDIですが、ソフトバンクが固定電話サービスにも参入を決めたことで、対抗策を打たなければ、さらに顧客が流出してしまう恐れがあった」(同)
また、ジリ貧傾向のように思える固定電話だが、将来的には携帯電話と一体化したサービスに発展するとみられ、唯一、同じ会社に固定と携帯を持っているKDDIとしては、何としても固定の顧客を確保しておきたいところだ。
固定電話では、平成13年にマイラインの導入の際に通話料金の値下げ競争が起きたが、これまでアンタッチャブルだった基本料金にもソフトバンクとKDDIが殴り込み、NTTも何らかの対抗策を打たざるを得ない状況になってきた。
携帯電話でも、ソフトバンクがドコモとKDDIの“寡占”状態に異議を唱え、電波を割り当てるよう総務省に揺さぶりをかけている。
ガチンコバトルに火花を散らす3社。料金の値下げ競争となれば、利用者にとっては歓迎すべき事態といえる。
ZAKZAK 2004/09/09