2004年09月08日(水) 00時00分
不正請求は450万円(朝日新聞・)
福島市飯坂町湯野の居宅介護支援センター「グリーンライト」が今年6月、介護保険法に基づく居宅介護支援事業者の指定を取り消された問題で、グリーンライトが不正請求していた介護報酬額が450万円にのぼることが福島市の調べでわかった。同法の規定に基づき、市は不正請求額に4割を割り増しした630万円の返還をグリーンライトに要求。すでに完済されたという。
県指導監査グループによると、グリーンライトは、介護支援の核となるケアプランの原案作成をしていなかったり、利用者宅への訪問を怠ったりしていた。その場合、市への介護報酬の請求額は、利用者1人あたりの定額である月額8500円の7割としなければならないが、グリーンライトは昨年4月から今年2月まで、定額のまま請求していたという。
県は03年3月の実地指導でこうした事実を確認し継続的に是正を求めたが応じなかったため、今年3月に監査を実施。県内で初めての指定取り消しに踏み切った。
グリーンライトは、社会福祉法人福島福祉会が経営。2月末現在で206人が利用者登録をしていた。現在は老人デイサービス事業と居宅介護事業を継続しているという。
(9/8)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=6193
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