2004年09月08日(水) 00時00分

住基台帳紛失の花見川区長ら訓告 千葉市 （東京新聞）

　千葉市花見川区役所で八月、約九千九百人分の個人情報が掲載された住民基本台帳の閲覧用の写しが紛失した事件で、同市は七日、同区の市民課の職員三人と、山形武次区長（５９）の計四人をいずれも訓告処分とした。今後は各職員に閲覧の手続きを再徹底するほか、職員向けのマニュアルを作成し直し、再発防止を図るという。

　処分を受けたのは、台帳を管理する同区市民課の課長（５９）、課長補佐（５１）、係長（４７）の三人。山形区長は管理者として責任を問われた。

　同市区政課によると、マニュアルに新たに加えられたのは、閲覧の際の本人確認や閲覧中の腕章の着用、バッグなど大きい手荷物の持ち込み制限などの項目。また、閲覧終了時に写しがそろっているか、複数の職員で確認する。

　この事件では、八月三日朝から四日午前九時半ごろまでの間に全十五冊ある住民基本台帳の写しのうち一冊が紛失しているのが分かり、区は盗まれたとして、千葉北署に被害届を出した。写しは今も見つかっていない。　（井上　仁）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20040908/lcl_____cba_____001.shtml