悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
調査は、県内温泉地にある六百六十の宿泊施設を対象に先月十六−三十日に実施。使用水▽加水・加温の有無▽給湯方法▽入浴剤使用の有無▽湯の入れ替え頻度▽殺菌方法−について、温泉地がある三十四市町村や地元観光協会などを通じてアンケートした。
その結果、温泉を使用していた施設は六百二軒で、残る五十八軒は水道水や井戸水などを沸かしていたことが判明。ペンションや民宿が約六割だったが、旅館・ホテルも二十五軒に上った。
五十八軒のうち、十五軒は温泉と受け取られるような表示をしていた。残る四十五軒では、今のところ不正表示は確認されていないという。
湯の入れ替え頻度について、県は最低でも七日に一度は行うよう指導しているが、八日以上入れ替えていない施設が二十八軒あり、中には半年間も入れ替えしていない伊香保町の施設も確認された。こうした施設に対して、県はすでに調査・指導をしたという。
温泉の未使用が発覚した三十四市町村では、すでに伊香保町など七町村はホームページや自治体広報を通じて公表。残る市町村も公表を検討している。県は各市町村に施設名の開示を原則に、迅速な公表を求める方針。
調査結果を受け、県温泉対策連絡会議委員長の宮下智満理事は「根本には温泉が足りないという背景があり長期的な問題。正しい情報を利用者に伝えることが理想」と話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20040907/lcl_____gnm_____000.shtml