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2004年09月07日(火) 00時00分

牛丼復活、モー大丈夫!?吉野家はヤキモキ…ZAKZAK

米国産牛肉輸入が11月にも再開へ

 調査委員会は、国内で感染が確認された最も若い牛が生後21カ月だったことから、「現在の検査法で月齢20カ月以下の感染牛を判断するのは困難」との結論に達した。政府は、「月齢20カ月以下の全頭検査除外」を消費者の理解を得られるギリギリの線として、米政府に“妥協”を求める。

 だが、ある業界関係者は「生後30カ月以上を対象とする米国が、受け入れるか」との疑問を呈する。米国は牛の出生日時などを追跡するシステムをしておらず、別の関係者は、仮に合意に達しても「米国にさまざまな条件をつけられ、結果的にコストがあがるのでは」と心配する。

 牛丼最大手の吉野家ディー・アンド・シーでは、牛丼の販売を休止した2月以降、既存店の月次売上高が毎月2−3割下落。一刻も早い輸入再開を切望する。牛丼各社は「特定危険部位の除去を徹底すれば安全は確保できる」と訴えるが、消費者の疑念は深い。

 業界では手放しで喜べるような状況ではなく、交渉の行方にヤキモキしつつ、「牛丼抜きで成立する体制づくり」(吉野家)に専念せざるを得ない状況だ。

ZAKZAK 2004/09/07

http://www.zakzak.co.jp/top/2004_09/t2004090701.html