2004年09月06日(月) 00時00分

オレオレ詐欺を“実演” 海津署が注意呼び掛け （東京新聞）

　若いお巡りさんたちがオレオレ詐欺の手口を演じ、被害に遭わないよう呼び掛ける“実演”が五日、南濃町松山であり、地元の人たち約六十人がユーモラスな演技に見入った。

　海津署管内でも、身に覚えのない電話代を請求するはがきが送り付けられた、といった警察への相談が増加。一歩間違えば詐欺の被害者になりかねないと、南濃南駐在所の杉山和弘巡査長（３７）と地元が計画した。

　松山グリーンハイツ自治会コミュニティセンターでは、警察官がサングラスをかけて犯人役になり、おもちゃのカツラを被ったおじいちゃん役の同僚に携帯電話で連絡。「じいちゃん。オレオレ…」と言葉巧みに送金を依頼し「迫真の演技」を披露。「くぐもった声になるので、携帯からの電話が多い」など注意を呼び掛けた。

　「夫が交通事故に遭い、示談金が必要」と妻をだます偽警察官役が「本当の警察なんですよ」と軽妙に語ると、会場からは笑い声も上がっていた。　（酒井　直樹）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20040906/lcl_____gif_____002.shtml