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三井住友銀行は10月6日から、キャッシュカードの利用限度額を利用者の希望によって引き下げるサービスを始める。盗難や偽造など不正に利用される恐れが生じた場合、顧客が限度額を引き下げれば被害を最小限にすることができる。キャッシュカードはクレジットカードと異なって、各銀行が引き出し額などを一律に定めており、大手行では初の試み。
三井住友の場合、キャッシュカードによる現金引き出しと振り込みの最高限度額は1日300万円、振り替えについては1日500万円に設定している。新たなサービスでは、利用者はこの限度額を上限に、1万円単位で自分の口座の利用限度額を設定できる。手続きは銀行窓口のほか、現金自動出入機(ATM)でもできる。引き下げ後、再び引き上げる場合は窓口か電話での本人確認が必要になる。
全国銀行協会の調査によると、03年度の偽造キャッシュカードを使った不正引き出しの被害は全国で86件、計2億6千万円。前年度の4件、1200万円から急増した。今年度も4〜6月だけで47件、1億5600万円の被害が確認されている。(09/06 20:04)