2004年09月04日(土) 00時00分
20カ月以下の牛の検出困難 BSEで食品安全委案 (東京新聞)
牛海綿状脳症(BSE)の国内対策を検証するため、6日開かれる内閣府の食品安全委員会プリオン専門調査会で「生後20カ月以下の牛は検査でBSE感染を検出するのは困難」として、全頭検査の対象から外しても人への感染リスクは増加しないとする「中間取りまとめ案」が示されることが3日、分かった。調査会で月齢の線引きが示されるのは初めて。
この方向で食品安全委の意見がまとまれば、農水、厚生労働両省は2001年10月から実施してきた全頭検査を約3年ぶりに見直し、20カ月以下の牛を検査対象外とする方向で作業を始める。米国産牛肉の輸入再開に向けた協議も大きく動きだすことになる。
調査会は6日、この案をたたき台に議論し、早ければ同日中に結論が出る見通し。取りまとめは最終的に親委員会の食品安全委が了承する。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040904/fls_____detail__003.shtml