2004年09月04日(土) 00時00分
オレオレ詐欺防げ/竹田署員が寸劇で注意(朝日新聞・)
全国で相次ぐ「オレオレ詐欺」の被害を防ごうと、竹田署の警察官が劇団を結成。各地の集会に出かけ、笑いを交えた寸劇で注意を呼びかけている。5日には竹田市の八朔(はっさく)祭りに登場する。
昨年3月、宗田繁敏署長が呼びかけ、芝居好きの署員で結成した。団長の地域課自動車警ら班主任、米川悦明巡査部長(52)の名前から「米川劇団」。ほかに地域課の中川博文巡査長(47)と後藤裕司巡査長(33)、古川善洋巡査(25)、マネジャー役の総務課職員安東史子さん(23)が加わる。
脚本と演技指導は米川団長が受け持ち、勤務の合間を縫って署の道場でけいこしてきた。小道具は100円ショップなどでそろえた。
これまで地域の老人会や郵便局関係者の集まりなどで4回公演。それぞれがオレオレ詐欺のだまし役やだまされ役などになり、20〜30分演じてきた。観客の反応は上々で、お年寄りからおひねりが飛んだこともあったという。宗田署長は「連日のように被害が報じられているのに教訓が生かされていないのは残念。寸劇を見て被害防止に役立ててほしい」と話す。
劇団では最近目立つ架空請求詐欺の寸劇化も計画。脚本作りの最中だ。
八朔祭りでの公演は、午後5時45分から市歴史資料館駐車場で。
(9/4)
http://mytown.asahi.com/oita/news02.asp?kiji=4747
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