2004年09月04日(土) 00時00分
手術ミスで左足切断、砺波市の病院(朝日新聞・)
砺波市の市立砺波総合病院で02年、市内の当時中学2年の男子生徒が左ひざの手術を受けた際、執刀医が誤って生徒の血管を切断、ひざ下部分が壊死(え・し)し、その後の手術でひざ下を切断していたことが3日わかった。病院側は手術ミスを認めて今年6月、生徒の両親と和解、約8500万円を支払うことになった。市は執刀医の整形外科医師を訓告処分とした。
病院の説明によると、生徒は02年12月4日、左ひざのじん帯を損傷したため手術を受けた。その際、執刀医が誤ってひざ裏を通る動脈と静脈を切った。緊急手術で血管をつなぎ合わせたが完治せず、その後壊死したため、同月21日にひざ下部を切断した。
病院は血管を切った直後に両親に説明し、手術ミスを認めた。話し合いの結果、今年6月、生徒側と8480万円の和解金を支払うことで合意した。
また、病院は今年3月、市議会に手術ミスを報告。今月7日に開かれる市議会9月定例会に和解金についての報告を行う予定だ。
小杉光世院長は「生徒に大変申し訳ないことをした。二度とこのような事態を起こさないよう対処していく」とのコメントを発表した。
(9/4)
http://mytown.asahi.com/toyama/news02.asp?kiji=4837
|