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医療ミスを繰り返す「リピーター医師」をなくそうと、日本医師会(植松治雄会長)は3日、リピーターと判定された医師に、医療の安全対策、法律関係などの指導研修を課す「日本医師会再教育制度」(仮称)を今年度中にもスタートさせることを決めた。研修を拒否すれば氏名を公表するなど、厳しい姿勢で臨むことも検討している。
リピーター医師を「反省なく再三医療事故を繰り返す、悪質な医師」と定義。起こしたミスの回数にはこだわらない。
都道府県医師会などの相談窓口に寄せられる患者からの苦情や同僚医師からの情報などをもとに、「著しい非行、未熟な医療行為」があったかどうかを調査。日医の医療安全対策や自浄作用活性化など五つの委員会による合同委員会で判定する。対象者は年間十数人前後になるとみている。日医の会員以外も対象にすることも検討している。
講師陣は、医療の安全対策の専門家のほか、法曹関係者や市民代表など医療界以外の有識者にも要請する見通し。「本当に反省し、正しい医療の道に戻ってもらいたい」として、研修の成果を何らかの形で評価する仕組みも導入する予定だ。
日医の寺岡暉副会長は「医療事故で損なわれている信頼関係を回復したい」と話している。
(09/04 17:39)