2004年09月03日(金) 00時00分
無許可で温泉名乗る施設41カ所判明(朝日新聞・)
県は2日、昨年11月から今年8月まで実施した県内の旅館、ホテル、公衆浴場の立ち入り調査結果を発表した。全3182施設のうち約46%の1451施設を調べたところ、41施設が保健所の許可なく「温泉」を名乗っていたことがわかった。また、許可を受けているが温泉法に定められた成分などの表示をしていない施設が22あった。
県薬務グループによると、41施設は観光協会のパンフレットに温泉として紹介されたり、看板や広告に温泉の文字を使ったりしていた。県は県内42地域で、温泉の資源を守るため掘削を制限しており、古くからの有名温泉の地域はこれらに含まれる。41施設はいずれも地域外だという。県は施設名を明らかにしていない。
温泉法では「温泉業」を営むためには保健所の許可が必要と定められている。県は今後、同法で温泉と定義される成分が湯に含まれているかを41施設に調査するよう求め、含まれていれば許可を取るよう指導する。含まれていなければ温泉と名乗らないように求めるという。また、22施設については、定められた表示を指導する。すでに合計63施設のうち、40施設が調査後に温泉と名乗ることをやめたり、表示を始めたりしたという。
県は1日、未調査の施設について、自主点検し、30日までに報告するように県温泉協会や県公衆浴場業生活衛生同業組合などに求めた。
(9/3)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=6176
|