2004年09月02日(木) 00時00分

温泉に水道水使用　「不当表示」県が注意（朝日新聞・）

　伊香保温泉の一部の施設が温泉と偽って水道水を使用していた問題で、県は１日、立ち入り検査をした７施設のうち５施設を、不当景品類及び不当表示防止法に違反するおそれがあると判断。同日付で、文書による注意をしたと発表した。

　県は先月１１日から先月末にかけ、立ち入り検査などを実施。５施設は水道水やわき水などを温めて使用していたにもかかわらず、パンフレットやホームページなどで、温泉と誤解される表示をしていたという。１日、５施設の各経営責任者を県庁に呼び、今後このような表示をしないようにと注意文書を手渡したという。２施設はパンフレットなどに温泉と誤解されるような表示はなかったことから、指導対象にはならなかった。

　県によると、５施設は指摘を受けたパンフレットを回収するなどすでに改善しており、すべて営業をしている。うち２施設ではすでに温泉をひいているという。

　高木勉理事は「消費者の信頼を損ねることがないよう、しっかり正していかねばならない。今後も必要に応じて調査していく」と話している。

　一方、自民党県連は１日、県の９月補正予算編成を前に小寺弘之知事に対して申し入れをした。最重点要望事項のひとつとして、観光シーズンを控えた県内の温泉地が客の信頼を回復するためのＰＲ費用として、２５０万円の予算を盛り込むよう求めた。

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http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=3841