2004年09月02日(木) 18時15分
「おれおれ詐欺」見破る 郵便局長が助言、被害防ぐ(共同通信)
神戸市須磨区の郵便局長が2日、現金200万円を引き出そうと窓口を訪れた主婦(29)の慌てた様子に「おれおれ詐欺ではないか」と直感、夫に連絡を取るよう助言して被害を未然に防いだ。
須磨署の調べでは、同日午前、主婦宅に警察官を名乗る男が「ご主人が交通事故を起こした」と電話をかけ、相手の手術費として200万円を振り込むよう要求。主婦は近くの神戸白川台郵便局の窓口で、貯金の200万円をおろす手続きをした。
動揺して涙ぐんでいた主婦の様子を、事務室奥の席から見ていた水田千代子局長(56)が不審に思い「大金を何に使うのですか」と声を掛けた。主婦から経緯を聞き「話がおかしい。ご主人に確認した方がいい」とアドバイス。主婦が夫に連絡すると、交通事故の事実はないことが分かった。
(共同通信) - 9月2日18時15分更新
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