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架空の借金話で現金を脅し取るなどしたとして、警視庁は２日、横浜市戸塚区柏尾町の無職小林司容疑者（２１）や少年少女１１人を含む１７〜２３歳の計２２人を詐欺や恐喝などの疑いで逮捕した、と発表した。小林容疑者は東京・中野で暴力団関係者が開いた「おれおれ中野学校」と称する事務所に少年を住まわせ、電話のかけ方など手口を学ばせて犯行を繰り返していたという。
捜査１課の調べでは、小林容疑者らは昨年１２月１日、東京都中央区の無職女性（５８）方に「ホストクラブで２００万円の借金をつくった」と娘を装って電話。さらに金融業者に扮した小林容疑者が「金を返さないと北海道の風俗に娘を売り飛ばすぞ」と言って、約２００万円を銀行口座に振り込ませて脅し取った疑い。
電話帳で無差別に電話して脅すなどし、０３年１２月〜今年３月にかけて被害は３６件、計約３５００万円に上るとみられる。
小林容疑者は、口コミで「学校」の存在を知り、約１カ月間少年２人を通わせたという。同課は、「学校」を開設したとされる暴力団関係者の行方を追っている。２２人の多くは横浜市内の市立中学校の出身で、暴走族仲間だったという。
(09/02 12:34)