2004年09月01日(水) 15時39分
開店以来40年、近江牛と偽る 京都の精肉販売店(産経新聞)
長野県産の牛肉をブランド牛の「近江牛」と偽って販売しようとしていたとして、京都府警生活経済課と桂署は一日、不正競争防止法違反の疑いで、京都市西京区上桂森下町、精肉販売店「肉の大惣」経営の男(六六)を書類送検した。
調べでは、経営者は京都市西京区松尾木ノ曽町の店舗で七月二十一日、京都市第二市場で仕入れた長野県産の牛肉約二千五百グラムを「近江牛すき焼き用」などと偽って店頭に並べ、販売しようとした疑い。偽装牛肉は一キロ二千五十一円で仕入れられ、百グラム五百四十円で販売されていた。
経営者は開店以来、約四十年間にわたり偽装表示を続けており、調べに対し「近江牛の名前を使えば商品がよく売れるうえ店の格も上がる」などと話しているという。
府警は京都市の通報を受けて捜査していた。
(産経新聞) - 9月1日15時39分更新
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