2004年08月31日(火) 00時00分
ライブ騒音苦情400件 立川署厳重注意へ(朝日新聞・)
国営昭和記念公園(立川、昭島市)で28、29の両日開かれ、人気歌手・浜崎あゆみさんらが出演した野外コンサートで、「騒音を止めてほしい」といった苦情が立川署や公園事務所に相次いで寄せられた。苦情はリハーサルがあった27日から29日までの間に計400件にのぼった。同署は近く主催者側の責任者を呼んで事情を聴き、厳重注意する構えだ。
コンサートは民放などが主催し、浜崎さんやエブリ・リトル・シングなど大手レコード会社「エイベックス」の所属歌手らが出演。両日とも、公園内の特設会場で午後4時〜同9時ごろまで開かれた。延べ約8万1千人(立川署調べ)の聴衆が集まったという。
苦情はリハーサルがあった27日午前から。公演初日の28日には公園事務所だけで、「会場から漏れる重低音で窓ガラスが震える」「テレビの音が聞こえないほどの大音量で、子どもが泣きやまない」といった80件以上の抗議電話があった。
公園事務所は事前に、主催者側と音量について申し合わせていたが、初日の事態を受け、急きょ29日午前のリハーサルの時間短縮と、音量を2割下げるなどの騒音対策を要請した。それでも、29日の本番の演奏が始まると再び苦情が集中した。
立川署も、110番を含め2日間で200件以上の苦情を受け、警備課長が28、29の両日、会場に出向き警告した。しかし、苦情は収まらなかったという。
立川市内のほか、スピーカーが向いた方向にある国立、国分寺、遠くは八王子や小金井の各市住民からも寄せられた。公園事務所は「地域に相当の迷惑をかけた以上、大規模な野外公演の実施は当面自粛せざるを得ない」と平身低頭だった。
主催者側は「公園側との協議でかなり音量を下げる努力をしたが、上空の低い雲に音が反射した影響で、想像以上に音が広がってしまったようだ」と釈明している。
(8/31)
http://mytown.asahi.com/tama/news02.asp?kiji=3539
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