2004年08月31日(火) 16時23分
ウィニー開発、無罪主張へ 東大助手、1日初公判(共同通信)
ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を開発、人気ゲームソフトなどの違法コピーを容易にしたとして、著作権法違反ほう助の罪に問われた東京大大学院助手金子勇被告(34)=保釈中=の初公判が9月1日、京都地裁(氷室真裁判長)で開かれる。
共有ソフトを使った無断複製が横行する中、開発者の刑事責任が問われた初のケース。著作権侵害の責任が開発者にも及ぶかどうかが最大の争点で、弁護側は「逮捕は表現の自由の侵害」と無罪を主張する見通し。
起訴状などによると、金子被告は2002年4月、利用者の特定が難しいファイル共有ソフトの開発をインターネット上で宣言し、開発したウィニーを自分のホームページで公開。昨年9月、群馬県高崎市の店員と松山市の少年がウィニーを使い、人気映画やゲームソフトなどを不特定多数の利用者が違法にダウンロードできる状態にするのをほう助した。
(共同通信) - 8月31日16時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040831-00000156-kyodo-soci