2004年08月30日(月) 23時01分
三井住友銀が和解=被害額を返還−盗難通帳で支払い・東京地裁(時事通信)
盗難通帳などを悪用され預金を引き出された被害者が、大手都銀などに払い戻し分の返還を求めた各地の訴訟で、三井住友銀行が30日、原告2人と東京地裁で和解した。被害金全額を返還する内容という。預貯金過誤払い訴訟弁護団が同日、明らかにした。
同様の被害をめぐっては、同弁護団が担当しているだけで、全国で218人が69金融機関を相手に提訴している。
弁護団によると、このうち都銀側が裁判上の和解に応じたケースは初めてという。
和解したのは埼玉県の女性医師と都内の男性医師で、返還額は女性が850万円、男性が600万円。訴えによると、旧さくら銀行などの支店から盗難通帳と偽造印を使った払戻請求書で、何者かに金を引き出された。
(時事通信) - 8月30日23時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040830-00000104-jij-soci