2004年08月27日(金) 18時45分
落札したのに代金払わず 山下清の版画など３点（共同通信）
東京都が全国で初めて実施した税金滞納差し押さえ品のインターネット公売で、最低入札価格の３２・８倍の２１０万１０００円で落札された山下清のリトグラフなど３点の代金が納付されなかったことが２７日、分かった。都は秋の次回公売に再出品する。
石原慎太郎都知事はこの日の記者会見で「面白半分に（公売に）参入し、システムを乱すことがないよう手だてを講じたい」と語った。都は（１）公売参加のため納める保証金を引き上げる（２）代金を払わなかった人の参加を認めない−−ことなどを検討している。
代金が納付されなかったのはリトグラフのほか、１・９倍の５６０万２０００円で落札されたスタインウェイ社のグランドピアノ、１０・６倍の２５５万３０００円で落札された富岡鉄斎の掛け軸。
それぞれの落札者は１２日の入札締め切り後、都に「キャンセルできないか」と話し、２０日の期限までに払わなかった。
（共同通信） - 8月27日18時45分更新
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