2004年08月27日(金) 00時00分
急増おれおれ詐欺(朝日新聞・)
子や孫、知人を装って電話をかけて現金を振り込ませるいわゆる「おれおれ詐欺」や「架空請求詐欺」の被害が増加している。注意喚起のため、県警は被害に遭わないように呼びかけるステッカー=写真=を作成、26日から県内1075カ所ある金融機関の現金自動出入機(ATM)機に張り始めた。
県警生活安全企画課のまとめによると、県内でのおれおれ詐欺の被害は今年、38件(8月24日現在)で被害総額は7600万円を超える。被害額は前年同期比で21倍だ。金融機関の窓口で、行員や職員から指摘されて振り込みをやめた件数を加えると計47件(同)になり、前年同期比で8倍。
相談件数も今年は8月25日までに327件あり、03年の年間計49件を大幅に上回っている。相談では、警察や弁護士を名乗り、息子や夫が起こした交通事故の示談金という名目で現金を要求する手口が多いという。
一方、架空請求詐欺は今年、32件(同)で被害総額は約2800万円。被害額は前年同期比で7・5倍になっている。
県警のステッカーは11センチ四方で、県警のシンボルマーク「うずしお君」が「ちょっと待って!」と呼びかけ、注意を促している。被害者の多くがATMを利用して現金を振り込んでいるため、ステッカーを作成したという。
(8/27)
http://mytown.asahi.com/tokushima/news01.asp?kiji=4348
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