2004年08月27日(金) 13時41分
宇都宮弁護士かたるDM 全国の多重債務者に届く(共同通信)
全国ヤミ金融対策会議代表幹事の宇都宮健児弁護士の名前をかたり、債務整理などを持ち掛けるダイレクトメール(DM)が全国の多重債務者に届いていることが27日、分かった。
DMには同弁護士の実際の弁護士登録番号などが記載されており、宇都宮弁護士は「多重債務者が2次被害に遭う可能性もある」として近く、業務妨害や私文書偽造などの容疑で警視庁生活経済課に告訴する。
宇都宮弁護士によると、DMはこれまでに判明しているだけで、宮城や東京、神奈川、山梨、愛知、岡山、広島などの債務者に送られており、東京弁護士会にも北海道や福岡の債務者から「DMを受け取ったがどうしたら良いか」などとの問い合わせがあったという。
DMは宇都宮弁護士の顔写真や経歴も記載し、警視庁の協力を得ているように装うなど巧妙な作りで、債務整理のための弁護士費用として2−30万円が必要と説明。記載の電話番号に連絡すると金の振り込みを要求されるとみられる。
(共同通信) - 8月27日13時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040827-00000156-kyodo-soci