2004年08月26日(木) 17時32分
県警への相談、悪徳商法が半数−−上半期3828件 /香川(毎日新聞)
県警生活安全部はこのほど、04年上半期の警察安全相談受理状況をまとめた。相談は全体で8180件(前年同期比2675件増)で年々増加。そのうちほぼ半数の46・8%を架空請求やオレオレ詐欺などの「悪徳商法」が占めた。
増加の目立った相談内容は「悪徳商法」3828件(同2497件増)▽「ハイテク関係」100件(同68件増)▽「右翼問題」84件(同62件増)など。悪徳商法のうち半数を超える1992件は、昨夏ごろから問題となっている「架空請求」に関するもの。「身に覚えのない債権請求」が380件、「出会い系などの有料サイト」が1612件だった。
ほかにもストーカー規制法や、配偶者からの暴力(DV)を防ぐDV防止法の認知度が高まったことで、「ストーカー事案」81件、「配偶者からの暴力」65件などの相談が増えている。
受理の64・3%は署や本部への来訪。本人はもちろん、心配する家族や知人の相談も多い。ほかに電話相談34・0%▽文書・ファクス0・2%など。こうした相談をきっかけに殺人未遂事件やストーカー事件など計15件が検挙に至っている。県警は「放置すれば重大な犯罪に発展するおそれがある。不安に思ったときは早めの相談を」と呼びかけている。【高橋恵子】
8月26日朝刊
(毎日新聞) - 8月26日17時32分更新
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