2004年08月25日(水) 00時00分

小田原市のミネラルウオーター　細菌検出で販売中止 流通分は回収 （東京新聞）

　小田原市が近く第三次販売を計画していた、ナチュラルミネラルウオーター「小田原ちょうちん旅名水」から、食品衛生法の基準を大幅に上回る一般細菌が検出され、市は二十四日、販売予定の七万本（五百ミリリットルのペットボトル入り）を販売中止にするとともに、一部先行販売された十数本について飲まないよう呼びかけている。

　この飲料水は、同市清水新田の市水道局の深井戸から取水した水をタンクローリーで富山県内の製造工場に運び、ちょうちん型のペットボトルに詰め込んでいた。計七万本が製造され、今月三十一日から販売される予定だった。市によると、検査を依頼した横浜市内の検査機関から同日、製造ラインから食品衛生法で一ミリリットルあたり百個以下とされている一般細菌が六千−八千個検出されたと連絡があった。原因は製造過程のいずれかで混入したとみられる。

　市はすでに計十数本が秦野市渋沢、大磯町、小田原市久野の同じスーパーで先行販売されていたため、同日、回収を指示。「健康な人が飲んでも問題ないが体調不良の人が飲むと下痢を起こす可能性がある」といい、購入した人に飲まないように呼びかけている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040825/lcl_____kgw_____000.shtml