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石油元売り大手のジャパンエナジーは23日、ガソリンの9月出荷分の卸値を、8月分より1リットル当たり4円引き上げることを決めた。最近の原油急騰によるコスト増を上乗せする。他の大手も同程度の幅の値上げで追随する見通しだ。6月にも値上げしており、約8年半ぶりの高値圏にある小売価格は、9月から大幅に上がりそうだ。
元売り大手は毎月下旬に、その月の原油価格や為替レートなどに基づいて、翌月出荷分の卸値を決める。ジャパンエナジーでは、為替はほぼ横ばいだが、原油調達コストが1リットル当たり約4円上がったことを理由に、「過去最大水準」(同社)の値上げに踏み切る。
元売り各社はすでに、今春以降の原油高を受け、6月分の卸値から1リットル当たり3.7〜4円上げており、3カ月ぶりの値上げとなる。最大手・新日本石油など同業他社も、今週中に系列スタンド業者に同程度の卸値の引き上げを伝える予定だ。
石油情報センターによると、16日現在のガソリンの全国平均価格(レギュラー)は1リットル当たり114.2円(税込み)で、95年12月以来の高値となっている。6月前半に卸値引き上げに伴って大きく値上がりした後は小幅上昇で推移してきた。
スタンド間の競争は激しく、卸値引き上げ分がそのまま店頭価格に反映されるとは限らないが、9月1日を境に、全国で値上げがありそうだ。
(08/24 03:04)