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2004年08月23日(月) 15時02分

<日能研>小学生らの個人情報流出 模試受験の18万人分毎日新聞

 大手の中学受験塾「日能研」(本部・横浜市、高木幹夫代表)実施の全国模試を受験した小学生らの個人情報が、外部に流出していることが分かった。関係者によると、流出したのは首都圏や関西圏を中心に、児童・生徒約18万人分に上るとの情報もあるという。日能研は23日、不正アクセス禁止法違反の疑いもあるとして、神奈川県警に被害届を出す。
 日能研によると、流出した個人情報は、模試を過去に受験した現在小学3年から中学1年の児童・生徒の氏名、性別、学年、生年月日、保護者の氏名、住所、電話番号の7項目。模試の成績は含まれていない。流出した一部の約100人分の個人情報リストを、日能研が模試受験者のデータベースと照合したところ、ほぼ一致した。
 高木代表は「内部関係者が持ち出した可能性が極めて高い」と、話している。
 模試受験者の個人情報は、日能研の関連会社「エヌ・ティ・エス」(横浜市)に現在、約22万8000人分が委託管理されている。個人情報を引き出すことができるのは、同社の従業員100人弱のうち正社員十数人だけで、外部からの不正なアクセスの形跡はみられないという。日能研にはこれまで保護者からの苦情などは寄せられていない。
 流出リストにあった児童の保護者は「先月から、家庭教師の電話セールスが頻繁にかかってくるようになり、不審に思っていた」と話している。
 日能研は、中学受験を目指す小学生対象の塾としては最大手の一つで、首都圏以外にも関西圏や北海道、四国、九州に進出している。公開模試は誰でも受験でき、昨年12月の小学6年を対象にした模試には首都圏で1万5000人、関西圏で3000人が参加した。【牧野哲士】
(毎日新聞) - 8月23日15時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040823-00000054-mai-soci