2004年08月21日(土) 16時55分
三朝プレインホテルの温泉、大半が水道水だった−−アンケート調査で判明 /鳥取(毎日新聞)
◇旅館協組、アンケート調査で判明
三朝町の三朝温泉旅館協同組合(御船守正組合長、27軒加盟)は20日、温泉ホテル「三朝プレインホテル」が約2年間、水道水が大半を占める温泉の湯を使用していたと発表した。同組合は同ホテルに改善を要求し、現在は以前のように温泉の湯が半分以上占めるようにしているという。
同組合が実施したアンケート調査で判明した。同ホテルは88年に創業し、町営の温泉スタンドから温泉を買い上げ、入浴に適する湯温にするため加水していたが、約2年前から経済的な理由などから沸かした水道水を大量に使用し、週に数回、温泉を注ぎ足していたという。水道水が中心になって以降は成分表や温泉使用を示す表示は外した。しかし、水道水であることは明記せず、入湯税を徴収したうえ、観光パンフレットには他の温泉旅館と一緒に紹介されていた。
同組合は「不当表示などはなかったが、消費者の誤解を招きかねない行為で、三朝温泉全体のイメージ悪化につながる。信頼回復に努めたい」と話した。【小林多美子】
8月21日朝刊
(毎日新聞) - 8月21日16時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040821-00000199-mailo-l31