2004年08月21日(土) 17時25分
警官を装う交通事故示談金詐欺事件、多発−−県警が注意呼びかけ /宮崎(毎日新聞)
今月17日から20日にかけて、警察官を名乗って架空の交通事故示談金をだまし取ろうとする詐欺(未遂)事件が県内で13件発生していることがわかった。県警生活安全企画課は「警察官が示談交渉の仲介に入ったり、示談金の振り込みを依頼することはない」と注意を呼びかけている。
宮崎北署によると、佐土原町内の主婦(55)が20日、男から「息子が起こした交通事故の示談金を支払うように」と電話で求められ、同町内の銀行で260万円を振り込んだ。その後、長男に確認してニセ電話と判明、被害届を出したという。
同様の事件は今年に入って他に約90件発生(いずれも未遂=20日現在)。警察官を名乗って「息子(夫)が交通事故を起こした。相手はけがをしているが示談金で済ませることもできる」などと言うほか、午前中に電話する▽息子(夫)役は泣きじゃくり会話ができない▽重大事故を装う——などの特徴が共通しているという。【関谷俊介】
8月21日朝刊
(毎日新聞) - 8月21日17時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040821-00000151-mailo-l45