2004年08月21日(土) 18時01分
オレオレ詐欺が急増 19日に14件、県警が注意呼びかけ /広島(毎日新聞)
警察官や金融業者を装って電話を掛け、現金をだまし取る「オレオレ詐欺」関連事件が19日だけで14件発生していたことが20日、県警の調べでわかった。3月30日の17件に次ぐ過去2番目の多さで、被害総額は426万円に上り、県警は注意を呼びかけている。
梶原恒志・県警減らそう犯罪情報官によると、実際の被害があったのは、呉市2件、尾道、府中両市各1件。全14件中、12件が警察官を装って交通事故の示談金や治療費を請求し、残り2件が金融機関を装って借金返済を迫るものだった。被害者は30〜60代で全員女性。6件は、相手が夫や息子の実名を知っていたという。
呉市では、午後0時半ごろ、警察の交通課を名乗る男が、30代の女性に交通事故の治療費名目で300万円を要求。女性は即座に用意できた132万円を振り込み、だまし取られたという。
一方で、電話中にオレオレ詐欺だと気付き、「どこの警察署ですか」と聞き返したり、出身中学など家族の個人情報を確認して、撃退した例もあったという。【田中博子】
8月21日朝刊
(毎日新聞) - 8月21日18時1分更新
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