2004年08月21日(土) 21時35分
<兵庫労働局>不正経理で裏金3000万円 職員処分へ(毎日新聞)
厚生労働省の兵庫労働局(神戸市中央区)で約3000万円の裏金をつくる不正経理が行われていたことが21日、分かった。広島労働局の不正経理事件を受け、同省が今年4月から全国の労働局で実施した内部調査で発覚した。同省は近く不正にかかわった職員を処分する方針。
兵庫労働局では架空の物品購入費を計上して公金を支出させるなど、広島労働局と同じような手口で裏金をつくっていた。残業した職員が帰る際のタクシー代や出張してきた本省職員の接待費などに充てたという。
兵庫労働局の職員は約1000人。本省から今年5〜8月に計4回の監査を受け、現在も職業安定部職員を中心に聞き取り調査中。
毎日新聞の取材に、稲葉信重・兵庫労働局長は「国民に対し、非常に申し訳ない。処分については本省と協議中で、今月中にも調査結果と合わせて公表し、説明責任を果たしたい」と話している。【桜井由紀治】
(毎日新聞) - 8月21日21時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040821-00000103-mai-soci