2004年08月21日(土) 00時00分
警察官名乗る「詐欺」多発(朝日新聞・)
警察官を名乗り「息子さんが事故を起こした。示談金を払ってほしい」などと、金をだまし取ろうとする電話を受けたとの相談が、17〜20日の4日間で13件、県警に寄せられた。20日には宮崎郡内の主婦(55)が260万円の被害に遭った。同じ手口で今年に入り、14件計2340万円の被害が出ている。
電話を受けたのは30〜70代の主婦が中心で、県内全域にわたっている。手口は、警察官を名乗る男が「ご主人(息子さん)が事故を起こし、相手の車に乗っていた人がけがをした」などと、示談金や車の修理費、治療費を銀行口座に振り込ませようとするもの。
電話は午前中が多く、夫や息子の名を知っている場合もあり、金額が200万〜300万円と高額なのが特徴だ。
20日の事件は、午前10時ごろ、主婦宅に男の声で「息子さんが事故を起こし、相手の妊婦が破水した」と電話があった。男が息子の名前などを正確に言ったため信用し、金を振り込んでしまったという。
1月中旬に串間署管内で23件、4月中旬から下旬に西都・都城署管内で19件、警察官を名乗る同様の手口の電話に関する相談があった。今年に入ってからの相談件数は約90件にのぼる。
電話を受けた人の中には「警察に確認する」と伝えたところ、電話を切られた人もいる。
県警は、同窓会などの名簿をもとに電話している可能性もあるとみて、「まず事故に遭ったという本人か警察に確認を」と注意を喚起している。
(8/21)
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news02.asp?kiji=3614
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