2004年08月20日(金) 16時40分
白骨温泉の入浴剤混入 県、4業者を注意処分−−「不当表示の恐れ」 /長野(毎日新聞)
県生活文化課は19日、安曇村の白骨温泉での入浴剤投入問題で、白濁した風呂の写真などをパンフレットやホームページに掲載していたことは景品表示法違反(不当表示)にあたる恐れがあるとして、公共野天風呂を運営する白骨温泉旅館組合など4事業者を注意処分にした。
注意処分を受けたのは、同組合と、白船グランドホテル、つるや旅館、笹屋の4事業者。白濁した風呂の写真のほか、ホテルや旅館は「白き湯」「乳白色の湯」「白い湯」の文言をパンフレットなどに使っていた。4事業者は既に該当するパンフレットなどは回収・廃棄したが、同課は回収状況などの改善措置に関する回答を今月末までに4事業者に求めた。
同法に基づく行政処分は、指示と注意の二つがあり、指示は処分を受けた事業者等の対応によって公正取引委員会に措置請求を行うことができる。県は事件発覚当初、同法に基づく行政処分には慎重姿勢だったが、「社会的に大きな問題になり、入浴剤を投入した写真を使っていることがはっきりした」(同課)として処分に踏み切った。事業者がおわびし、事実関係を公表しており、指示ではなく、注意処分にした。【中山裕司】
8月20日朝刊
(毎日新聞) - 8月20日16時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040820-00000096-mailo-l20