2004年08月20日(金) 00時00分
入湯税、利用客に返金へ(朝日新聞・)
町も過去5年分方針 石和町市部の「ホテルうかい」が地下水を沸かして温泉と称していた問題で、同ホテルは徴収した入湯税のうちまだ町に納付していない7、8月分を利用客に返すことを決めた。石和町も問い合わせがあれば、入湯税を利用者に返す方針だ。
入湯税は、旅館やホテルなど温泉施設が利用者から徴収して町に納めることになっている。1人当たり1日150円。
同ホテルは7月と8月の利用者のうち住所が分かる人には郵便定額小為替で返却する。徴収した入湯税は7月分が55件で約3万7千円、8月分は13日までで45件、約2万8千円という。
同ホテルは99年4月から入湯税の徴収を始め、年間約50万円を町に納めていた。このため町も地方税法の返納基準に従って過去5年にさかのぼって返却する方針だ。利用者から問い合わせがあった場合はホテル側の顧客リストと照会して、同ホテル経由で返すという。
一方、同ホテルが県に温泉の利用許可を取っていないのに、町が入湯税を徴収し続けていたことに対して、石和町の芦沢幸彦助役は「県への確認や役場内の情報共有を進め、再発防止に努めたい」としている。
(8/20)
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news02.asp?kiji=7612
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