2004年08月19日(木) 00時00分
ひとめぼれ異種混入/県が対策案示す真剣な表情で森林保護の大切さを語るC・W・ニコルさん=秋田キャッスルホテル(朝日新聞・)
銘柄米「ひとめぼれ」に異品種の種が混入していた問題で、県は18日、対策会議を開き、生産者側に補償の仕組みや種子生産に関する改善マニュアルの骨子案などを示した。9月議会には、混入した米としていない米とを区分けして集荷することに伴う経費などを予算化する方針だ。
県によると、対策会議では、先に公表したDNA鑑定の結果や、種子作付けの可能性がある大内町や本荘市などの農家600戸余りの調査状況などを報告した。「ひとめぼれ」として出荷できない主食米と、「ひとめぼれ」との価格差については、仮渡し金の支払時に合わせて、JAなどを通じて補償する考えだ。混入の疑いのある米の区分集荷計画案も提示。区分作業でかさむ経費を予算計上するという。
さらに、種子生産体制の改善マニュアルも9月議会までにまとめる方針。今回問題となった種子を取るための原原種や原種を生産する田については、同じ品種を同じ場所で植え、抜き取り回数を増やすなどして管理を強化するとしている。
(8/19)
http://mytown.asahi.com/akita/news01.asp?kiji=6132
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