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がん治療の効果をうたう情報がはんらんする中、患者団体がこうした対応をするのは異例。会見した同協議会のメンバーは「正しい情報をもとに治療法を選ぶのは患者の権利。患者を惑わす代替療法にくぎを刺したい」と話した。
会見での説明によると、教授はサメの軟骨やキノコからつくった健康食品と医薬品で免疫力を高める治療法を提唱。著書やホームページで「驚異的な治療効果」として、がんがなくなる「著効」と、大きさが半分以下になる「有効」が計30−40%台などと紹介していた。
これに対し、同協議会は「手術でがんを摘出済みの患者を著効に含めるなど恣意(しい)的な判定。医学的に認められない計算法だ」と批判。虚偽のデータを患者に信用させ、毎月平均二十万円もの健康食品を購入させたのは詐欺に当たると主張している。
教授の患者だった姉=当時(49)=を乳がんで亡くした東京都大田区の女性も会見に同席し「姉は患部が腐っても『治る』と言う教授の言葉を信じていた。早く手術すれば治ったのに悔しい」と訴えた。
この女性らはこの日、被害者の会を発足。別に教授を詐欺容疑で告訴する予定という。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040819/mng_____sya_____006.shtml