2004年08月18日(水) 09時34分
精読率の高いメルマガとは?(japan.internet.com)
・メルマガはもう読まれていない!
・メルマガはもう古い。これからは Blog だ!
・メルマガはスパムメールだ。RSS リーダーで情報を入手すればいい!
こんな雑音が最近聞こえてくる。実は上記は嘘ではない。だがそう思っている読者は少ない。ほとんどの読者はメルマガを継続して読んでいる。
Blog は Web の延長線だ。決して、プッシュ型のメルマガに取って代わる情報媒体ではない。
RSS での情報発信はどうか。まず、読者自体が RSS とはなに? という状況だ。RSS リーダーのソフトをどこで入手してどの様に使えばよいかも分からない。
Blog も RSS もメルマガほどまだ認知されていない。これからの媒体だ。プッシュ型の情報発信はメルマガしかない。
問題は、メルマガをいかに読まれるようにするかだ。精読率の高い媒体は媒体価値が高い。Blog にしても RSS にしてもそうだ。
ではなぜ、メルマガは読まれていないという雑音が聞こえてくるのだろうか。
その理由のひとつに、精読率の低いメルマガが大量生産されたことがある。なぜ、精読率が低くなるのか。
考えられる理由としては以下がある。
1.広告が多すぎて読むに読まれない。
2.読者の求める内容を書いていない。
3.売りの情報だらけでマガジンとしての内容がない。
4.書き手の顔と姿勢に誠意を感じられない。
5.読ませるメルマガから見せるメルマガになっている。
1,000人の読者にメルマガを発行して、一人以上の読者から返信メールを受け取れるメルマガがあるだろうか。
返信メールを読者からの返信メールは、精読率が高いメルマガでないと期待できない。URL をクリックさせるよりも難しい。メルマガの内容をよく読んで、それについて何らかの質問やコメントを読者が抱かない限り、返信メールはメルマガ発行者に届かない。
法人企業が発行しているメルマガでひとつ試してもらいたい。
返信メール率が0.1%以上あれば、そのメルマガはかなり精読率が高いメルマガだと認識できる。メルマガ解除依頼のメールや内容と関係ないメールは、対象外とする。
ほとんどの法人企業のメルマガは、読者からの返信メールを受け取ることがないのではないか。
返信メールの数と内容は、今後のメルマガ発行の戦略で重要な指針になる。どのようなことをすれば、読者から返信メールをもらえるのか考えてほしい。
もし、第三者の業者にメルマガ制作をアウトソースしているならば、その業者に返信メールを増やす方法を尋ねてほしい。
それに答えられるか実証できる業者であれば安心だ。そうでない場合は業者を替えるか、業者と一緒になって考える必要がある。
法人が発行しているメルマガで読者からの返信メールがたくさん届くメルマガがあったら、教えてほしい。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)
記事提供:
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