2004年08月16日(月) 00時00分
客の態度で「おれおれ詐欺」察知(朝日新聞・)
女性行員お手柄 声かけ被害防ぐ
西枇杷島署、近く支店に感謝状 春日町の中京銀行春日支店(杉浦正英支店長)で、師勝町内の女性(61)が「おれおれ詐欺」の被害に遭いそうになるのを、女性行員が察知して未然に防いでいたことが13日、わかった。西枇杷島署では近く、同支店に感謝状を贈る予定という。
同署などによると、事件があったのは4日午後2時40分ごろ。定期預金を解約しようとした女性が処理を待つ間、不安そうな表情で頻繁に携帯電話をかけていた。
窓口の女性行員が不審に思って話を聞いたところ、女性は「警察の交通課を名乗る男から『ご主人が交通事故を起こしたので、治療費約150万円を振り込んでほしい』と電話があった」と説明。夫に連絡をとると事故などはなく、詐欺事件だとわかった。
同行では「おれおれ詐欺などに注意するよう、行員には伝えていた」という。
県警のまとめでは、今年1月から6月までに、認知された「おれおれ詐欺」は630件。手口も巧妙化し、被害数も増えている。同署では「『自分が被害に遭うわけがない』と思っていた人でも、巧みにだまされてしまうケースがあるようです」と注意を呼びかけている。
(8/14愛知版)
(8/16)
http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=9872
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