2004年08月13日(金) 16時10分

おれおれ詐欺　２２件、被害３７７２万円　昨年１年間上回る−−７月末まで　／秋田（毎日新聞）

　家族、親族の架空の交通事故を持ちかけて口座への振り込みを要求するなど「おれおれ詐欺」の県内の被害が今年７月末までで２２件、被害総額は３７７２万円に上り、昨年１年間の２１件、１３４４万円を既に大きく上回っていることが県警のまとめでわかった。
　まとめによると、被害最高額は６１５万円で、１件平均１７１万円。被害者の年齢は６０代が１０人、５０代が５人。高齢者が別居している孫の事故を告げられ、あわてて振り込むケースが多い。警察官をかたって事故示談金を振り込ませるなど新手の手口が後を絶たず、痴漢被害の示談金や中絶費用の要求もあるという。
　県警は（１）警察が事故の示談に介入することはない（２）振り込み直後なら口座の凍結が可能なので不審に感じたらすぐに連絡する——などと呼びかけている。【津村豊和】

８月１３日朝刊　（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040813-00000018-mailo-l05