2004年08月12日(木) 00時00分

ヘルプ　デスク　携帯電話のウイルス 新種が次々登場する可能性 （東京新聞）

[Ｑ]　携帯電話のウイルスが話題になっていますが、注意や対策などについて教えてください。　（東京都北区の読者）

[Ａ]　ロシアのＩＴ（情報技術）関連会社がさる六月、携帯電話に感染するウイルスを世界で初めて発見したと発表しました。携帯電話の液晶画面に「Ｃａｒｉｂｅ」と表示するだけで、実害はないそうです。感染対象が日本で比較的少ないＯＳ（基本ソフト）であることや、ノートパソコンなどと情報を交換する無線通信「ブルートゥース」を経由して感染するなど、日本で使われている携帯電話が感染する可能性は低く、当面、心配することはなさそうです。

　ただ、携帯電話が進歩し、機能がパソコンにどんどん近づいている以上、今後、新しいウイルスが次々と登場することは十分に予想されます。このため、携帯各社もウイルス対策ソフトを開発するなど、ウイルス対策に向けた準備を進めています。

　ＮＴＴドコモは「問題のウイルスが当社の携帯に感染しないことは確認されています。ただ、これからどんなウイルスが登場してくるのか分からないので、怪しげなサイトは見ないなどの注意が必要でしょう」とアドバイスしています。いずれパソコン同様、怪しげなサイトにはアクセスしない、メールはできるだけテキストだけにする、怪しげなプログラムはダウンロードしない、ウイルス対策ソフトを常駐させる、重要なデータはバックアップをとる、などの対策が必要となる日も近いかもしれません。

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■　お断り　「電脳人」は休みました。これからも、「ヘルプ　デスク」を随時掲載しますので、パソコンや携帯電話などＩＴに関する疑問や質問などをお寄せください。
　　　　（個別に回答はいたしません）

◆質問はkagaku@tokyo-np.co.jp

http://www.tokyo-np.co.jp/00/dgi/20040812/ftu_____dgi_____003.shtml