2004年08月12日(木) 16時59分
「焼塩80g」の表示改める 伯方塩業、輸入塩と明記(共同通信)
「伯方の塩」で知られる伯方塩業(愛媛県)は12日までに、景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして公正取引委員会から警告を受けた「HAKATA焼塩80グラム」の容器の製品説明を改め、輸入塩を原料に使っていることを明記した。
同社はメキシコから輸入した天日塩を地元の海水に溶かし焼塩を製造。現行制度では、輸入塩が原料でも国内で加工製造すれば国産になる。
袋詰めの250グラム入りなど他の焼塩には「輸入塩を日本の海水で溶かして原料とし、ニガリをほどよく残してつくった伯方の塩を焼いた」と表示があったが、80グラム入りの瓶詰めだけ輸入塩の記述がなかった。
公取委は地元の海水だけが原料と誤解される恐れがあると判断。同社は、瓶に輸入塩使用を明記したシールを張る応急措置を取り、9月から表示を改めた瓶を使用する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040812-00000150-kyodo-soci