2004年08月11日(水) 00時00分
全宿泊施設調査へ/伊香保 町が対策本部(朝日新聞・)
伊香保町の伊香保温泉で一部の旅館やホテルで温泉と偽って水道水などを使用していた問題で同町は10日、「伊香保町温泉表示に対する対策本部」(本部長・関口俊二町長)を設置した。11日から、同温泉内の56軒の宿泊施設で実態調査をする。
対策本部は10日、水道水などを沸かして使用していた7軒の名称のほか、同温泉内の宿泊施設が「黄金の湯」と「白銀の湯」のどちらの源泉を使っているかを公表した。記者会見で村尾隆史助役は「改めて、おわびしたい。今後、伊香保温泉の信頼回復を目指したい」と話した。実態調査の結果は1週間後をめどに公表するという。
一方、町役場や地元観光協会は10日朝から、電話での問い合わせの対応に追われた。伊香保温泉観光協会には「予約している宿は大丈夫か」などの問い合わせが100件以上あったという。
町企画観光課にも、朝から問い合わせの電話が殺到した。「ホームページでの公表が遅い」などの意見も寄せられている。同課では「(水道水などを使っていたのは)どの施設か教えてほしい、と言われた場合は答えている」という。
「白銀の湯」を使っている、あるホテルには10日、予約客などから6件の問い合わせがあった。「黄金の湯ではない」と告げると3件がキャンセルしたといい、影響が出始めている。
(8/11)
http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=3799
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