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市消費生活センターなどが主催し、お年寄り八十人近くが参加。約十分間の寸劇では、市内の消費者団体の女性四人が、シロアリ点検の悪質業者や被害者の主婦などにふんし、強引な勧誘を断りづらい高齢者の様子を演じた。最後には、息子の助言で解約に成功する主婦の姿を通じて「ひとりで悩まず家族や友人に話すことが大切」と訴えた。
参加者の一人、同市宮原、主婦手塚節子さん(72)も二カ月前、自宅に息子を名乗る男から電話を受け、金銭を要求されたという。男は「会社で社長から預かった金をなくした。百五十万円振り込んでほしい」などと話した。声が実際の息子と違うことに気付き、被害には至らなかったが「新聞やテレビの出来事が自分の身に起こるとは想像もしておらず恐ろしかった」と振り返っていた。
同センターに昨年寄せられた相談件数は前年の二・三倍となっており、中でも「おれおれ詐欺」を含む不正請求に関する相談が目立って増えているという。「不審な手紙や突然の訪問販売には素直に応じず、おかしいと思ったら何でも相談してほしい」と話している。 (杉藤 貴浩)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20040811/lcl_____tcg_____001.shtml