2004年08月11日(水) 16時11分

恐喝未遂の元副社長に有罪　ヤフーＢＢの顧客情報流出（共同通信）

　インターネット接続会社「ヤフーＢＢ」の顧客情報流出をめぐり、親会社のソフトバンク（東京）から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪に問われた加入代理店の元副社長湯浅輝昭被告（６２）に対し、東京地裁は１１日、懲役３年、執行猶予５年（求刑懲役５年）の判決を言い渡した。
　井下田英樹裁判官は判決理由で「被告らは約４６０万件の顧客情報を入手し、企業の個人情報管理に対し社会不安を引き起こした。会社の弱みにつけ込み７０００万円も要求し卑劣だが、役割は従属的だった」と述べた。
　判決によると、湯浅被告は元政治団体代表森洋被告（６７）＝公判中＝の指示で今年１月、１３０人分の顧客情報をソフトバンク側に示し「流出を止めるため月に数百万円、コンピューターへの侵入を防ぐためのセキュリティーシステム導入には１０億−２０億円が必要」などと脅し、暗に現金を要求した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040811-00000109-kyodo-soci