2004年08月11日(水) 17時48分

偽証容疑で弁護士逮捕　被害者にうそ強要（共同通信）

　指定暴力団山口組系組幹部ら３人が京都府京田辺市の自営業の男性（３３）に暴行し、２０００万円を奪ったとされる強盗致傷事件の公判で、被害者にうそを証言させたとして、京都府警捜査４課と田辺署は１１日、偽証の疑いで京都市右京区西院坤町、弁護士金京冨容疑者（４５）を逮捕した。
　金容疑者は強盗致傷罪などで起訴された組幹部らの弁護人で「偽証に関与したのは間違いない」と供述しているという。
　調べでは、金容疑者は別の山口組系暴力団会長篠原伸一容疑者（５５）＝強要容疑などで逮捕、名古屋市＝らと共謀。男性に強要し、昨年９月９日、京都地裁の公判で「２０００万円は取られたのではなく、組幹部が経営する金融業に出資した」と虚偽を証言させた疑い。
　金容疑者は昨年７月、篠原容疑者らが偽証を謀議した京都・祇園の料亭に同席。組幹部らの供述内容を篠原容疑者に伝えて現金５０万円を受け取ったほか、その後も度々接待を受けた。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040811-00000135-kyodo-soci